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TOP  >  TOPブログ  >  なかしゃん  >  つれづれ  >  理系の人(*´∀`)

なかしゃん さんの日記

 
2018
9月 27
(木)
01:03
理系の人(*´∀`)
本文
今日、授業が終わって帰るときのこと。


生徒:「先生の靴、かわいい!」

なかしゃん:「うふ。だろー!!ルン♪o(≧▽≦)oルン♪」


(かわいいと思われたのはあくまで「靴」だけである)


今日から靴は自分の体の一部だということにした国語担当のなかしゃんです。
こんにちは。
些細なことにも大喜びの人生を歩んでおります。




今日のブログは読んでいて眠くなる人がいると思います。
寝落ちに注意してください。




ある大きな企業の開発に携わっている人と話をする機会があって質問してみた。
バリバリの理系思考の人だ。


なかしゃん:「恐怖ってどっからくるんだろうね?」

理系くん:「ジェットコースターが怖いというのは2種類あって、落下中の感覚に対する恐怖とジェットコースターの安全性を疑問視することからくる恐怖です」

なかしゃん:「私は安全性を信頼してないわ。もしかしたらジェットコースターが走行中に故障するかもって思っちゃう」

理系くん:「システムと構造がわかれば怖くないですよ。当然そうなるから」

なかしゃん:「いやいやいや・・・万が一ってあるじゃん。事故する可能性あるじゃん」

理系くん:「事故の大半は人為的ミスなんですよ。機械的なものは製造過程で厳格な検査しますし、構造計算もしっかりやるので。物理的な原因が全くないとは言えませんが少ないです」

なかしゃん:「ああ、事故原因は検査の手抜きとか設計の計算ミスとかマニュアル逸脱っていう人の手によるミスがほとんどだってことだね」


私は計算・数式・理論に対する信頼が薄いが、理系くんはかなり信頼度が高い。
理系くんの思考の中では、インプットと誤ると正しいアウトプットにならないだけで、数式が間違っているわけではなく、数値を入力した人間のミスということらしい。


理系くん:「そのことに関連して、その人間のミスをなくすためにどうすればいいかっていう研究で、今、企業ではディープラーニングの分野を開発する方に向かっているんです」

なかしゃん:「ディー・・・って何?(汗)」

理系くん:「Deep Learningです。人工知能の分野です。初歩的な説明をすると、人間の力なしに機会が自動的にデータから特徴を抽出してくれるようにする開発です」


あわわわわ・・・難しい世界の話に突入しそうだぞ・・・どうする?
私、ついていけるかしら?


理系くん:「コンピュータは膨大なデータから正確な計算によって結果を出す分野はかなり進んでしまっているんです」

なかしゃん:「ああ、例えば、気候の観測記録をスーパーコンピュータに入力してかなり正確な天気予報を出せるとかってやつね」

理系くん:「はい。でも膨大なデータを一度抽象化して本質的な問題を特定するということの開発は未踏なんです。コンピュータは分析・解析は得意ですが、データから新しいデータを創造するのは苦手なんです」


私がイメージできなくて困っていると、たとえ話で教えてくれた。


理系くん:「たとえば、ある人が『あめ玉がありますか?』っていう質問をすると、コンピュータはあるかないかだけを答えます。逆に、それしか正確に答えられないということです。でも、人だったら『こんな人が、こんな時に、こんな場所でこういう質問をするってことは、この質問者は単にあめ玉があるかないかを聞いているんじゃなくて、何か食べる物があるかどうかを知りたいんだな』と判断して『リンゴだったら食べることができますよ』って答えることができますよね。それをコンピュータができるようになるという話です」


すげぇぇぇぇ。
まず、理系くんのたとえのわかりやすさにびっくり。
次に、理系の人々がコンピュータにそんなことができるという前提で研究してるってことにびっくり。
そんな夢みたいなことができちゃうの?
世界のコンピュータにかかわっている人たちはそれをできないって否定してない。
できるって前提で研究している。


なかしゃん:「だったらビックデータとかってめっちゃ役立つやん」

理系くん:「そうです。グーグルとかそのへんすごくアドバンテージありますよ」


このあと、個人データのセキュリティーの話やら、医学分野や経済分野への応用の話やら、いろんな話を聞いておもしろかった。
理系思考の人はやっぱ頭いいわ。
今度授業で生徒に話をしてあげようと思った。


・・・・。


ただね・・・理解力とか前提となる知識がない生徒にこの話をして、はたしておもしろいと思うだろうか?
無理だな。
まず、この話を理解できる生徒にするのが先だな。

ちゃんと考える能力を身につけた中学生になら、話は理解できる。
勉強しているその先に何があるのかっていう話が面白くないわけがない!



知の扉を開き、その先の未知の世界へ冒険しよう。
その世界は今よりもっともっとおもしろい。
TOP進学ゼミ。
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