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dai さんの日記

 
2018
8月 20
(月)
17:01
田子の浦に
本文
『セミたちと温暖化』  日高敏隆  新潮文庫

お盆休み、静岡〜山梨と富士山を見に、さらには埼玉〜群馬〜栃木〜茨城と関東平野の広さを体感してきた(社会科の勉強)。雷雨に見舞われたり、豪雨で電車が止まったり、散々な目にあったものだ。いくら荷物を減らすといっても、折り畳み傘くらい持っていけばよかった。

まずは静岡〜山梨。富士宮の浅間大社から身延山である。とにかく富士の高嶺をいろんな角度から眺めたかったのだが、朝からもくもくと湧く夏らしくない雲々がそれを阻んだ。

その前に浜松から静岡。2駅だけ新幹線に乗った。こだま号といえどもこの区間(80キロ程あるのだろうか)を30分足らずで届けてくれるのだから、とにかく楽ちん、そして速い。大人2,300円、子ども1,150円を課金する価値があるというものだ。

浜松を出るとフォッサマグナの出口天竜川を渡り、ほどなく掛川へ。掛川を出ると茶、トンネル、茶、トンネルそしておっきいかわ〜っ(大井川のことらしい)、長いトンネル(3歳児並みの感想)そして減速。あっという間に静岡である(こうやって振り返ると小5社会科の勉強にぴったりだ)。

静岡からは在来線で富士へ。しばらく街中を進むとやがて右手に駿河湾が広がる。田子の浦とはこの辺のことを指すのだろうか(注1)。やがて富士川の長い鉄橋を渡ると、すぐ富士に到着。

富士から身延線で富士宮へ。出発するとすぐ大きく右にカーブしながら富士川沿いを登ってゆくが、たくさんの見える煙突は製紙工場のものだ。これまた社会科の勉強。

結局見られなかった富士山の話は置いといて(浅間大社にお参りし、焼きそばだけはしっかり堪能した)、身延山へ。日本三大門のひとつである身延山久遠寺山門をくぐりに来たのだ。その先には200段を超える急な石段が待ち構えているが、10段ほど登って断念した。
べ、別に体力の限界を感じていた訳ではないからねっ。雷が鳴っていて雨に降られるのを嫌がっただけだからねっ。(急におねえ口調)

日本三大なんとか、というだけでなんだか3つとも一度は拝んでおきたいものだとつい思ってしまう(あとの2つはいずれも京都。南禅寺と知恩院である)し、十分満足である。この際ロープウエイはどうでもよい(負け惜しみ)。

翌朝電車の乗り換えの都合で京浜東北線に乗ると、駅近くの緑地でセミが合唱していた。関西とは違ってミンミンゼミである。最近は朝クマゼミの声しか聞かないからずいぶん新鮮な感じがしたものだ。実はセミの鳴き声の話は5Z国語の中でさせてもらっていた。

日高敏隆氏のエッセイがテキストに採りあげられていたからだ。滋賀県立大学の学長を歴任された先生のエッセイは、高校受験や中学受験でもしばしば採りあげられる。2014年の膳所特色にも出題例がある(『セミたち…』ではなくてたぶん『人間はどこまで動物か』だったか。いずれも新潮文庫で読める)。


注1:調べてみると、田子の浦は富士川よりも東側だった。



田子の浦に うち出でて見れば 白妙の 富士の高嶺に 雪は降りつつ 
山部赤人
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