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なかしゃん さんの日記

 
2024
11月 22
(金)
14:58
本文
国語担当のなかしゃんです。
こんにちは。


先日、中3の授業中に生徒達が天井を見上げて、蜘蛛だ、蜘蛛だと騒ぎ出した。
見ると、一匹の蜘蛛が天井に張り付いていた。
私は思いつきでふと言ってみた。


なかしゃん:「芥川龍之介の『蜘蛛の糸』っていう話を読んだら蜘蛛を殺したくなくなるよ」


生徒達が興味がありそうだったのであらすじだけ話した。
そして、補足。


なかしゃん:「これは仏教思想の因果応報の考え方に近いね。いいことも悪いこともどんなこともいずれ自分に返ってくるという考え方だよ」


私は生徒とのやり取りの中で次の話をした。


なかしゃん:「いいことしたからってすぐにいいことが起こるってわけじゃないよ。例えば、自分が人に親切にしたからってその人が親切を返してくれるとは限らない。でも、その人が周りに『あの人、いい人だよ』って話して広まってたら、『なんかわからんけど、周りが自分によくしてくれて嬉しいなぁ』っていう状況になることもあり得るわけよ」


『いいことしても何の得もないからしない』
短絡的かつ現実的に考えるなら、そうかも知れない。けれども、どんなに小さくても影響って伝播していく。
自分がよいと思ったことを中学時代から続けていたら、将来の収穫は大きいだろう。


情けは人の為ならず。


蜘蛛の糸を読んで、ちょっとだけでいいからなんかいいことしておこうと思えたならば、読書の意味ってあるかもね。


だから、読書して欲しいって話です。
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