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dai さんの日記

 
2022
4月 29
(金)
12:14
トップの本棚―そこがツボなんや(新鮮な驚き)
本文


「トップの本棚」からのお知らせ

今日現在本棚から本を持ち帰っている人は、休み明けの最初の授業の日に返却してください。

GH校では、玄関入って右側にある本棚にある本のうち、「D」のマークが入っている本(文庫、新書、単行本コミック)の持ち出しを認めています。(それ以外の本、参考書等は塾外に持ち出してはいけません)

どの先生でも構いませんので、「この本を持ち帰ります」と断ったうえで、本棚左側にある「D‘s selection」のバインダーに、持ち出し日、名前、冊数(本のタイトル等は書かない)を記入して持ち帰ってください。
冊数が限られているので、持ち出しは、次の授業日までに(おおむね1週間)読める量に限ります。返却したら、返却日を記入してください。

なお、これらの本は私の私物です。不定期に本の入れ替えを行っています。


『ビブリア古書堂の事件手帖~扉子と虚ろな夢~』 三上 延  メディアワークス文庫

古書をめぐる謎解き連作短編3つ。
初日「映画パンフレット『怪獣島の決戦 ゴジラの息子』」
二日目「樋口一葉『通俗書簡文』」
三日目「夢野久作『ドグラ・マグラ』」

前作で横溝正史を欲しがった9歳だった扉子も、いつの間にか高校2年である。地元のデパートの催事場で行われている「藤沢古書市」を手伝っている。同じ高校の1こ下、今作の主人公である恭一郎は祖父からバイトとして古書市の仕事を手伝うように言われて扉子と出会い、これまで本をほとんど読まなかった彼は、本に興味を持ち始める。

恭一郎の父親は彼が小さいころに失踪し、約5年間帰ってこなかったという。
父親の失踪についての謎は、3日目の『ドグラ・マグラ』初版本をめぐる事件を通じて明かされることになる。

ここで、『ドグラ・マグラ』の紹介をしてしまうとネタバレになるからやめておくが、戦前のミステリである『ドグラ・マグラ』が令和の今になってなお思春期の一部少年少女に刺さるというのは、不思議なことである。


では授業の時間だ。


高校英語で確認テストに出した英文がなかなか面白かった。

リモート会議中に飼い猫が肩に乗ってきてスヤァ、に本人苦笑い。悲劇はそのあと、テレワーク中にその猫はデスクのコーヒーをひっくり返し作業中のラップトップのデータが全部飛ぶ。

一読即解で場面が手に取るように理解できれば合格だ。


高1数学はここまで5回の授業。「因数分解」、「絶対値のついた不等式」などを順調にこなし、「論理と集合」も「背理法」を残すのみとなった。
次回の確認テストは「不等式、式の値、必要条件・十分条件」。手元の準拠問題集などを使って、よく復習しておくように。

前回の確認テストでは、「250000=500×500」をヒントに83333を素因数分解する問題を出し、その次に因数分解2問。これらに通底する「2乗の差に注目」の妙を味わっていただけただろうか。
その確認テストでは「n²が3の倍数ならばnは3の倍数」の真偽も問うたが、実は【京大クラス】としては重要な伏線。いつ回収するかは未定(整数を高校で学習したタイミングが良いだろう)。


高2数学では、確認テストに整式の割り算にまつわる問題(剰余の定理など)を出しつつ、複素数平面の面白さをチラ見せ。たとえば、
「xの2022乗をx³-1で割ったときの余りはどうなる?」

次回は1問だけこの話題を引っ張りつつ、数列の基本を中心に出題予定。授業は「階差数列などのいろいろな数列」を講じる。


数列といえば5Zで、「方陣算」なるものをやったぞ。

「縦横100個ずつ碁石を正方形に並べたとき、外側から2列分の碁石の総数はいくつか」

「碁石を正方形に並べていく。一列増やすごとに碁石の数はどのように増えていくか。正三角形に並べたときはどうか、また、一辺が100個になるように正三角形に並べたとき、碁石の総数はいくつか。」

そのあと残り15分で、円周率について話をすることに(授業前に映していたスライドに、面白そうな問題があるかと訊いてみたら、一人の生徒が円で作る模様の問題を指して「これがいい」と言ったため)。
「どんな大きさの円を描いても、(円周)÷(直径)の値は一定」で、その値が「3.14159265358979…」ということに素直に感動できるその心持ちがいいね。
そのあと「円周率何桁まで覚えられるかチャレンジ」にテンションが上がってしまい、そこで時間終了になったのが心残り(彼ら彼女らがそこまで食いつくとは思っていなかった)。

次の時間に「円の面積はどうして(半径)×(半径)×(円周率)になるのか」を手品みたいな証明を使って一緒に考えることとしよう。タネは「数字であそぼ1巻」にばっちり載っているけれど。

それでは今日は、この辺で。






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