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栗東市辺りでは中学生にも新型コロナワクチンの順番が回ってきて、最初の1回目を明日にでも打てる子がいるらしい。ありがたいことである。

高校1年生女子でHPVワクチンがまだの人は、9月末までに1回目の接種を終えることをお勧めしたい。副反応のリスクについて一時騒がれたが、名古屋スタディ(注1)によって「ワクチン接種後の症状とワクチンとの関連性はない」という調査結果が出ている。
なお、それ以降になるとHPVワクチンを打ちたいと思っても、費用(注2)は自己負担になるのである。





『夏を取り戻す』　　岡崎琢磨　　創元推理文庫　　


1996年8月30日、5人の小学4年生、健、隼人、美咲、智子、慎司が話をしながら、塾の帰り道を歩いている。智子は21日の夜に姿を消し、3日後無事に戻ってきていた。姿を消したとき、部屋に「言われたとおり出ていきます。さがさないでください。」と書置きをしていたため、家出と見られる。
ところが新学期が始まった9月2日の夜、今度は健がいなくなった。健の部屋には犯行声明文が置かれていた。
「…次はKを連れていくことにする。かいとうダビデスターライト」

この後も続く子供たちの連続失踪事件を、雑誌記者が追う。
果たして事件の真相はいかに。

第6章のラスト4行と、エピローグのラスト5行は、読んでいる途中でこういうエンディングになってほしいと思っていた通りだった。すがすがしい読後感。


あ、余計なお世話かもしれないが、文庫の解説は絶対に先に読んではいけない。
ネタバレ注意とあるように、物語のキモを「解説」している（わたしは後から読んだので何ともなかった）。


授業の時間。

社会科で、旧街道の話になり草津宿は旧東海道と中山道の合流点になっていることを伝えるもピンと来ていない子も。
「江戸は日本橋まで続いているので（ついでに国道1号は東京まで続いている）栗東は実質東京」だと誰かが発言したが、間違いではないので（んなわけない）、そういうことにしておこう。

某有名動画サイト（みんな大好きYxxTuxx）にて、「旧中山道69次自転車の旅」が先週から始まった。東京は日本橋を出発し中山道を踏破して京都まで行くとのことで、再び（注3）草津宿に着くまで毎週が楽しみ。これから家に帰って2週目の動画「鴻巣(埼玉県）～高崎(群馬県）」（本日20時に公開されている）を見る。




注1：名古屋市において、ワクチン接種をした人とそうでない人の副反応と見られる諸症状の出現率を疫学的な調査をして比べたところ、有意な差が出なかったという調査結果。

注2：定期接種であれば国の負担であるが、時期を逃してしまうと自己負担になる。費用は1回2万円程度（3回接種なので6万円くらい）なので、自費でとなるとちょっと二の足を踏むよね。

注3：去年だかに「東海道53次自転車の旅」が公開されている。草津宿のかわりに駅前のボストンプラザに宿泊、南陽軒と日本旅行、うばがもちについてのレポートが興味深かった。