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質問：「もしもし」って何ですか？

いんぐりっしゅ先生の答え：「helloです」

じゃぱにーずの先生の答え：「感動詞です」

ひすとりーの先生の答え：「孟子の愛称です」


（歴史の教科書にソレはない）


知識問題については自分で辞書を引くことを推奨している国語担当のなかしゃんです。
こんにちは。
ちなみに、私が電話に出た場合、「もしもし」ではなく
「お電話ありがとうございます。TOP進学ゼミのナカシマです」
と長くしゃべりたがります。




今から１０年くらい前の話です。
私が購入目的で家を探していたとき、ある不動産屋さんの営業担当の女性と知り合いました。
いろんな物件を紹介してもらって何度か話をすることがあったのです。
ある日、私が塾講師をしていることを知っているその女性は私に尋ねました。

担当さん：「私の中学生の娘に勉強しなさいと言ってもしないんです。どうしたらいいですか？」


えっとー・・・私、担当さんの娘さんと会ったことないんでできることないと思うんだけど・・・・。
他の人に相談した方がよくないか？


なかしゃん：「旦那さんに相談しましたか？」

担当さん：「はい・・・主人に言ってもらったこともあるんですが・・・・私だけが怒ってばかりで・・・・本人は口ではやっていると言うんですが、家ではなかなか勉強しないんです」


えっとー・・・お父さんが言っても聞かない子に対して、私がなんとかできるもんでもないと思うんだけど・・・。
そもそも、自分の子どもであろうと、自分以外の人間を自分の思い通りにしようっていうのは難しいんだよなぁ。
相手は操り人形じゃないんだから。


そう言いたかったのですが、それを言うと身も蓋もないので話を聞きました。
娘さんの成績を聞くと、志望校の合格ラインを行ったり来たりするくらいだということだった。
お母さんとしては、結果はどうあれ、勉強を頑張ってやってほしいみたいでした。
なんとか合格できそうなら、できるうちに勉強をやっておいた方がいいと思っちゃいますからね。

私は
「私は娘さんのことはよく知らないので、参考になるかどうかわかりませんが」
と前置きをしてアドバイスしました。

なかしゃん：「学校でも塾でもいいので、娘さんが最も信頼している先生に相談して、何かアドバイスするよう頼んでみてください。娘さんが誰を信頼しているのかわからないときは、娘さんと何日か雑談でいいので会話をして、娘さんの一番信頼している先生を聞きだしてください。いないと答えた場合は、彼女の一番好きな先生でもいいです」


親子間で信頼関係を築く時間があるのならば、そこから始めた方がいいんだよね。
信頼している人の話ならば、子どもは必ず耳を傾けてくれるから。
そして、相談相手も信頼しているからって誰でいいわけじゃない。
根性論を語られても役に立たないので、ちゃんと勉強を教えるプロの言葉の方がいい。


そういう理由で私は上記のような次善の策を提案しました。



（アドバイスのたらい回し）



その後、娘さんは勉強するようになって成績がよくなり、合格したそうです。
担当さんは喜んでいて、私にお礼をくれました。
いや、私、何もしていませんけど・・・・（汗）


塾に入るのが早いのがいいのは、信頼関係を築くことで、生徒本人に先生のアドバイスを生かしてもらえるという理由もあるんです。





中学生の生徒のみんなへ。
先生の言うことが聞きたくない時は聞かなくてもいいです。
でも、「この先生が言うことは聞いた方がいいな」と思うなら聞いた方がいいです。
聞くも聞かないもどっちにしろ自分で決めてください。
ただし、塾に来るのって、時間もお金も労力もかかるのだから、それを無駄にはしないでくれ。


これを読んだ保護者の方へ。
親子の信頼関係が最強です。
親子で信頼しあっていたら何も心配しなくてもいいです。
時間がかかったとしても、関係を築くことを大事にしてください。