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DANZEN さんの日記

 
2006
10月 24
(火)
15:23
「戦争時には積極的に戦う」
本文

韓日中合同調査

なんてニュースがお盆前に発信されておりました。
(ニュース詳細は
http://japanese.yna.co.kr/service/article_view.asp?News_id=342006081101600&FirstCd=03
消えてるかも知れませんが)

この記事を簡単にまとめると

ある国の青年は
「自国に対して誇りを持てず政府は信頼できないが、戦争になったら積極的に戦うぜ」

別の国の青年は
「自国に対しては誇りを持てるが政府は信頼できない。そして戦争になったら海外に出たい」

さらに別の国の青年は
「自国に対して誇りを持ち政府も信頼しているが、戦争になったら戦いたくない」

こういう感じでしょうか?


皆さんはどうお感じでしょうか?
どの意見が日本の青年のモノだと思われますか?

上から順に日本、韓国、中国となっています。

戦争が起きたら積極的に戦うとする日本の青年は4割を超えるそうです。
中国や韓国の3倍近い割合です。

私の印象は「えー?うそやー!」というもの。
当然ですね、私はアンケートに答えた覚えがないもの。
青年という対象から外れているって? orz

大変意外に思ったのでお盆が開けてすぐにM先生にこの話をしたんですね。
二人の結論としては、
アンケート対象の日本人青年が靖国前に集まっていた人たち限定だったとか、
ゲームばっかりやってるインターネット中毒者が対象だったんじゃないかとか、
信頼できないニュースだなぁということに落ち着いたのです。

我々が間違っている???


ま、あんまりにもアホらしい記事だったんで忘却の彼方へという状態だったのですが、先日ある資料を目にしたのを切っ掛けに思い起こしてしまいました。

ある資料というのは「戦争における「人殺し」の心理学」(ちくま学芸文庫)という本。
この著者は、南北戦争や世界大戦、ベトナム戦争などの帰還兵から話を聞き、「人間には人間を殺すことに対し強烈な抵抗感が存在する」「歴史を通じて戦場に出た大多数の男たちは敵を殺そうとはしなかった。自分自身の生命、あるいは仲間の生命を救うためにすら」ということを大前提として話を進めるのです。

というか、これは当たり前だと私は思う。強烈な禁忌です。

兵士だって人間ですから。

ところが最近我が国に於いて、人間が人間を殺すことを厭わない人種が増えているように感じることが多い。
人間の命と限定せず、あらゆる「命」について、それが何であるかを分かっていない子ども達が多くなっているとも報じられている。
そんな中、この本を読み、過日のニュースが甦るというワケなのであります。


本によると、敵を撃ち殺すように訓練されているにも拘わらず、戦争中、ほとんどの兵士が敵兵を撃ち殺すことが出来なかった。その割合は5人中4人にもなるという。
そこで、米軍は教育を施すわけです。行動心理学に基づいた人殺しの教育です。

そのことによって米軍の兵士達の発砲率は

第二次大戦の約20%から
朝鮮戦争では55%へ
ベトナム戦争では90%に と凄まじい上昇を見せるわけです。

ベトナム戦争では、兵士は敵を一人殺すのに約5万発もの弾丸を費やしたのに対して、「人殺しの訓練」を徹底的に受けた米軍狙撃兵は、敵一人殺すのに平均1・3発の弾丸しか必要としなかったというデータもあります。

恐ろしいですね。
こんな訓練は受けたくないですね。
また、受けさせたくもないですね。子ども達に。
この訓練の内容はまた次回。


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