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dai さんの日記
2025
5月
16
(金)
22:00
本文
突然ですが、クイズです。
名古屋城の近くにある愛知県図書館と、鶴舞公園にある名古屋市立中央図書館には、共通していかにも名古屋らしいある施設が入っています。それはいったい何でしょう。(答えは記事末に)
『そして、バトンは渡された』 瀬尾まいこ 文春文庫
高校2年生、森宮優子。彼女は水戸優子として生まれ、田中優子、泉ヶ原優子を経て、現在の名前に至る。そのことは、一般には逆境であるのかもしれないが、彼女にとって必ずしもそうではない。周りの人、特に親の愛を受けてすくすくと育っているのだ。
ミステリではないので、前半の母親に対する違和感が伏線となっていてラストで回収され、母親の出自は実は…みたいな展開には決してならない。最後まで主人公の性格の良さが幸せを呼び込むハートフルストーリーなのである。タイトルの意味も最後まで読めば納得、ってとこかな。
中1の教科書で紹介されている、同著者が中学生の駅伝大会を舞台に陸上部員たちの奮闘を描く作品は『もう少し、あと少し』であるからお間違えのないように。
それでは、授業の時間だ。
今年度は、担当する中学生理科が3年生だけなので、消化吸収に関する「ねこかん」(注1)シリーズの季節はやってこなかった(いま植物の体のつくりをやっている小6Zにはいずれ人体のところでやるかもしれない)。
中3理科では生物の進化について述べているので、ここで地質年代の覚え方を示しておこう。なお、高校入試レベルでは全く不必要なムダ知識である(高校の「生物基礎」、「地学基礎」では大いに役に立つであろう)。
(アルプス一万尺の節で、それぞれの年代の代表的な生物の姿を想起しながら)
♪カンブリア紀っ、オルドビス紀っ、シルル紀、デボン紀っ
石炭、ペルム紀、三畳紀っ、ジュラ紀、白亜紀っ
い~んせき落ちたら、古第三紀
新第三紀に第四紀、HEY!
(@ジョルノの箱舟生き物解説 より引用)
動物の進化では哺乳類が両生類から分かれてきたこと、爬虫類から鳥類とは別系統に進化したことに注意。古生代後半は巨大なシダ植物の森に大型昆虫が飛んでいるイメージ、被子植物は中生代末期の白亜紀くらいに出現して新生代になって繁栄、ことに単子葉類は進化の最先端であることをとらえておくとよい。
高校理系数学では今年もそろそろ第1種オイラー積分のシーズンがやってきてしまったようだ(膳所高校2年生理系クラス)。いわゆる「1/6公式」の一般化である。
「インテグラルαからβ(-1)のn乗倍のビックリドッキリメカ、発進!!」である(テキトー、なお、概ね50代以上にしか通じない模様)。
たとえば4次関数における二重接線の方程式を求めるのに役に立つ(役に立つとは言っていない)。導出は面白いし、積分計算の良い練習になるだろう。
それでは今日は、このへんで。
※冒頭のクイズの答えは名古屋のソウルフード、「スガキヤ」である。念のために調べてみたところ、名古屋市立中央図書館の地下1階にあったスガキヤは、2024年末をもって惜しくも閉店されたようである(愛知県図書館はやっている。窓から名古屋城の天守が見える)。
注1:「ねこかん」とは看護学生向け動画「ネコヲの解剖生理学」のシリーズで、消化吸収のことを詳しく学習できるチャンネルである。玉石混交(ほとんどが石)のYouTube動画にあって、数少ない有用なチャンネルである(個人の感想です)
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