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TOP  >  TOPブログ  >  dai  >  つれづれ  >  トップの本棚―セ界の政権交代を振り返る

dai さんの日記

 
2024
10月 5
(土)
16:03
トップの本棚―セ界の政権交代を振り返る
本文


岸田さんが高市さんのことを、放送できないレベルの汚い言葉で罵ったといううわさが聞こえてきたが、ガセであろう。首班指名が始まる前の臨時国会の議場で二人は談笑していたではないか。

外交に長けた岸田さんが思わず罵詈雑言を浴びせることがあるとしたら、その相手は新井(貴浩)さんではないか。広島(カープ)の9月の星取表が人気ホテルの予約カレンダーみたいになっていたからである(注1)。


『僕の神さま』 芦沢 央  角川文庫    


孫は、おばあちゃんの形見をちゃんと受け継いでくれていた、「春の作り方」。
いつもプールを休む女子が、僕たちに心を開いてくれた、「夏の「自由」研究」。
運動会で、どうしても騎馬戦には勝ちたかった、「作戦会議は秋の秘密」。
図書館にあるという呪いの本には、君の名前が名指しで書きこまれていた、「冬に真実は伝えない」。
そして5年生の四季に起きた様々な出来事にちりばめられた伏線が一気に回収される、「春休みの答え合わせ」。


単行本発売当初の帯には、次のようなコピーが添えられていたという。
あなたは後悔するかもしれない。第1話で読むのをやめればよかった、と

「春」のほんわかムードから「夏」になって急にきな臭くなる感じ。人によっては「イヤミス」(注2)だったなんて読後感を持つかもしれない。

小学5年生が主人公とはいえ、芦沢央先生だもんね。周りにひどい大人がいても困難を乗り越えて成長するというストーリーのよくある児童文学(注3)のように話が進むわけではない。

ミステリーにこんなことを言うのも野暮(やぼ)なんやろうけど、探偵役の水谷君が賢すぎるねん。


では、授業の時間だ。


9月滋賀V模試、今年度daiが担当する理科はまずまず出来がよい。上位クラス平均が85点、下位クラス平均58点である(なお、全県平均は48点)。

化学は「状態変化」。夏期講習での扱いはやや軽めだったが2,3人を除きよく出来ている。

物理は「光の反射と屈折」。全反射の機序を問う問題の出来はもう一つだ。夏期講習で、光は凸レンズと鏡ばっかり練習してきたきらいがあるから、指導者としてその点は反省。

生物は「植物の呼吸と光合成」。呼吸量と光合成(による酸素の発生)量を考察する問題(全県正解率14%)でも善戦していた。

地学は「気圧と雲のでき方」。ポテトチップスの袋が山頂で膨らむわけを記述させる問題など気象分野は実質2問だけで、残り4問は圧力の問題。全員正解していた1問(全県正解率は78%)を除いた3問で、大きく出来不出来が分かれた印象(全県正解率48%、13%、12%)。校舎の半数ほどの生徒は全部正解できていたいっぽう、この3問をすべて落とした生徒もちらほら。

まあ、解きなおしを含めた復習をしっかりしておけばそれでよい。
たとえば膳所高志望であれば、正解率が1%を下回る問題であればともかく、正解率が10%前後の問題はこれを機にしっかり習得しておく必要がある。
このレベルの問題は統計的に見て、膳所合格者の大半は正解していると考えられるからである。


それでは今日は、このへんで。





注1:見事に×ばっかり。この結果ならそりゃあ8月末首位だったのに4位に転落したのも頷ける。
注2:ミステリー小説のうち、読んだ後に「嫌な気分」になる小説を指す。人間の悪意、嫉妬など、いやな部分を抉り出す描写が特徴である。「イヤミスの女王と」いえば湊かなえさんだが、本作の筆者芦沢央さんは、いわば、「イヤミスの天才」である。


注3:周囲の大人が主人公にひどい扱いをするが、それを乗り越えて健気に成長する物語、最近の児童文学で増えてきた印象がある(あくまで印象であって、そういうデータとかがあるわけではない)。

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