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dai さんの日記

 
2024
9月 20
(金)
22:11
トップの本棚―九月の終わりにくしゃみして、六月の匂いを繰り返す
本文



Alter Kleeという高校軽音部の5人組がYouTubeに上げていた動画で、この曲を知った。5年位前にボカロ曲としてヒットし(2024年8月末現在439万回再生)、「うたみた」でまふまふさんが歌って本家以上にバズった(同1423万回再生)1曲である。

中学生たちのあてのない逃避行とその悲劇的な結末を、ヒグラシの鳴き声とともにⅣ→Ⅴ→Ⅵm進行(注1)で歌い上げる。


『あの夏が飽和する。』  カンザキイオリ  河出文庫


歌の世界から13年後、生き残った「僕」は、あの時死に別れた「流花」によく似た高校生の「瑠花」と出会ってしまう。
親の愛情に飢えた環境で育った少年少女の、悲しい物語。

ミステリーの要素の前に、登場人物たちの境遇が痛々しすぎて、重すぎて、読み進めるのは辛かった(そういう意味で、中学生にはあまりお勧めしたくない)。夏休み中、外出のお供に持ち歩いてはいたが、結局夏休み中には読み終えることができなかったのだ。


また、上の物語とは全く関係ないが、SNS上で「夏休み中、中学時代のとある禍々しい事件から12年、誰も呼んでいない同窓会にアイツがやってきた」、リアルタイムドキュメンタリーフィクション(あくまでフィクション、大事なことなので繰り返した)、「高崎物語」(注2)が現在進行していたのでなおさらである。




では、授業の時間だ。


中学生の多くは2学期中間テストが近づいてきた。今更ながらテスト勉強の仕方について、私見を述べておこう。

ワーク類は習った単元ごとに復習としては、普段からすぐやっておくのがよい。テスト1週間前まで塩漬けにしておく義理などないのである。なお、塾生各位においては、理科、社会は確認テストの直後(翌日)にやるのもアリだ。(それだとGH校の中3理科「天体」まで来週でほぼ終わってしまうけどね)

この「1回目のワーク」、学校で禁じられている(理由はよくわからん)のであれば、塾の定期テスト用ワークを先にやればよい(ただし数学は除く:注3)。

「1回目のワーク」は、基本ノートにやる。正誤の情報だけ、ワーク本体に残しておくのだ。

この時点でほぼ全部丸が付くなら、テスト前はざっと見直すだけでええやん、というのが私の考え方である。提出だからと、いやいやながら書き込み、丸付けをする、といった感じだろうか。

この学習習慣だと、定期テスト前は普段よりヒマになることが多いが、むしろその方が望ましいとさえ思っている。普通に90点up、5教科計450点upくらい取れることだろう。

まあ、そうもいかないのが普通だろうが、それでも「1回目」をやっていれば、大幅にやるべきtaskは少なくなるというものである。


同じことは、多くの高校生に(特に数学)ついてもいえる。
ワークでなく傍用問題集(サクシードや4PROCESSなど)であろうが、小単元ごとに勝手に解き進めておいて、テスト前はもう一歩レベルの高い問題に取り組むのが理想である。


それでは今日は、このへんで。




注1:「あの夏が飽和する。」ではE♭→F→Gm→DmからのE♭→F→Gm→B♭を延々と繰り返す。同じコード進行の曲といえば、「紅蓮華」(Lisa 「鬼滅の刃」立志編OP)が分かりやすいだろうか。こちらは歌い始めがC→D→Em→BmからのC→D→Emである。

注2:この夏群馬県は高崎市で起こったという事件(フィクションです)。一つ下の学年のクラスの同窓会にアイツが顔を出し、当時の被害者の兄が激怒して…、リアルなら本当に怖い夏の怪談である。

注3:弊塾の場合、定期テスト対策用のワークは英国理社を持たせている。
数学については、通常テキストなり確認テストの解きなおしなりをすることで、定期テスト程度であればすでにオーバーキルしているうえに、定期テスト対策プリントと称して、まあまあな量の+α問題を宿題または授業内演習としてこなすことになるのである。

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