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dai さんの日記

 
2024
9月 6
(金)
21:58
トップの本棚―もうすぐ月が綺麗ですね
前の日記 カテゴリー  つれづれ
本文

こんな夢を見た。

いや、テレビつけっぱで寝落ちして、夢か現(うつつ)か定かではなかったかもしれない
(BBCびわこ放送の終了劇場参照)。


嫁氏「近くの川が溢れてきてるよ。みんな避難するよ。避難場所はわかってる?」
わい&息子氏&娘氏 「〇〇しょうがっこう!(住所特定防止のため伏字にしています)」

嫁氏「非常用持ち出し袋はここやな。」
わい「備えあれば、うれし泣きやな~」
嫁氏「それを言うなら、憂いなし、や。」

嫁氏「あれ、チョコやクラッカーなどの非常食がなくなってるで」
息子氏「ぼくたち食べちゃった」
娘氏「バレちゃった!」

嫁氏「お金も無くなってるで」
息子氏「こないだ借りて、返すの忘れてた~」

嫁氏「災害情報を聞くためのラジオはだいじょぶそ?」
わい「しもた~、ラジオと間違えて、おじや入れてた~」

風「ビュー」
窓「パリーン」
息子氏「ぼくたち、どうなっちゃうの~」


よりによって防災の日(今年は日曜日)滋賀県に、かの迷走台風が最接近するなんてね。
(上記は全部フィクションです。うちにはテレビ無いんで)



『夢十夜』  夏目漱石  新潮文庫

明治期の新聞に連載されていた漱石の短編は、令和の高校「言語文化」の教科書に載り、ヨルシカ×新潮文庫コラボのブックカバーをまとって夏の読書キャンペーンに乗る。

「晴る」→「ただ君に晴れ」→「雨とカプチーノ」→「藍二乗」をヘビロテしていた私が手に取るのは必然であった。

しかし、所詮他人(ひと)の夢の話。なんやかんやでわけわかんないんよな~。
芸術を解さない無粋なおっさんの個人的感想である。

「こんな夢を見た。」設定も早くも第六夜にして崩れている。


本書には漱石が大病を患った頃の随想、「思い出すことなど」が収録されている。転地療養先の修善寺で吐血し、東京の病院に戻ってくる話である。

本作の文学史的立ち位置(注1)はさておき、下世話なことを言うと、ゆかりの修善寺温泉は菊屋さん、死ぬまでに一度泊まってみたいものだ。


では、授業の時間だ。

中3理科は天体に入る。「自然と人間(科学技術)」の単元を除けば、中学の理科最後の単元である。秋はとくに「月が綺麗ですね」(By夏目漱石)だが、星座に関しては見るべきものは少ない。

しかし9月上旬であれば、日没後天頂近くやや東よりに夏の大三角形が見えている。普通の中学生の生活習慣であれば、夏の大三角の見頃は、むしろ夏休み明けといっても過言ではない

「ところで夏の大三角言える?」、と授業の導入で水を向けてみたところ、
残念ながら「アルタイル(わし座)=彦星、ベガ(こと座)=織姫、デネブ(はくちょう座)」という答えは返ってこなかった(助け舟を出したらようやく3つが挙がった)。

ましてや「アレガデネブ、アルタイル、ベガ」(化物語:注2)という答えは返ってこなかったが、ジェネレーションギャップやろうね。


これから冬にかけて、つまり2024年年末にかけて、宵の明星が見頃となろう。もちろんこれは惑星であるから、季節と連動している動きではない。惑星の動きと見え方については爾後学習することになる。

ともあれ、知っていることと習ったことがつながれば、学習が進み記憶が定着する。授業の中ではそれを意図して、いっぱいきっかけを撒いておくのである。


それでは今日は、このへんで。




注1:「思い出すことなど」は、いわゆる前期三部作(『三四郎』、『それから』、『門』)と後期三部作(『彼岸過迄』、『行人』、『こころ』)の間に書かれたとされる。

注2:supercell「君の知らない物語」(アニメ『化物語』ED 2011 楽曲初出は2009)。アニメ版の歌い出しが2番の冒頭「あれがデネブ、アルタイル、ベガ」であった。






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