@
dai さんの日記
2024
3月
8
(金)
23:54
本文
五百旗頭(いおきべ)真先生のご訃報に接し謹んで哀悼の意を表します。
この記事は、3月6日の一般入試試験問題を解いた感想とともに、高校入試翌日の昼には上げる予定だった。しかし上の訃報を聞いて筆が止まった。終日感傷に浸った。
時が過ぎるのはかくも早いもので、私が五百旗頭先生の講義を拝聴していたのはもう四半世紀以上前の話になる。木曜4,5限。神戸大学から出講してこられる関係で、午後4時くらいに始まり午後7時まで続く変則的な講座だった。戦後の日米外交史をテーマにした講義を毎週楽しみに休まず出席したのを覚えている。
一緒に授業を受けていた同級生の中には、新聞記者となってワシントンから記事を送っている者や、研究者の道に進み大学教授として関東の有名私大で国際政治を教えている者もいる。
翌3月8日、大きな悲しみに包まれる訃報がもう一つ入ってきた。鳥山明先生である。
「めそめそするのは今日だけにして」もうしばらくは悲しみに暮れていよう。
↓たとえばイギリスBBCの速報
https:www.bbc.com/news/world-asia-68444060
↓BBCの英文ポストについていた返信から引用
Now is the time to collect Dragon Balls and bring Akira Toriyama back to life!
いつまでも感傷に浸っているわけにもいかない。未来を見据え、本題に入るとしよう。入試問題の感想は稿を改めるものとする。
まずは英語から。
ネタはなんでも良いので、コンスタントに英文に触れる機会を作っておこう。また、語彙を維持、強化するのによい時間だね。
単語帳を購入するなら、半分くらい知っていて半分くらい知らない(すっと言えない)位のが良い。
『ターゲット1200』、
『システム英単語BASIC』、
『LEAP BASIC』、
『速読英単語 入門編』
など。本屋さんで手にとって、よさそうなものをやってみよう。
効率よく頭に入れるには「音声」が大事。その辺の加減は高校部の最初の授業でお話しするつもり(しれっと宣伝しておく)。
ただし、もうすでに英検準2級以上を持っているのであれば、いきなり上記のよりレベルの高いものから始めても良いだろう。
参考までに、膳所、石山、(守山も?)は『システム英単語』、彦根東、東大津は『LEAP』を使っている。膳所は持たされるのが7月ごろ以降だから、それまでにやさしいレベルのものを1冊仕上げておくとよい。
なお塾生は、中学生で使っていた『英単語トレーニング』の7段から10段を仕上げるのもよろし。
数学
予習したければ、易しい目の「数学ⅠA」の参考書を買ってやってみるのもよい。兄、姉がいるなら教科書などを借りて眺めてみるのもよいだろう。式変形や実数(絶対値や√)、1次不等式くらいまでで十分かと思うが、やりたいのなら2次関数とかやってみてもかまわない。
なお分厚い参考書(「網羅系」と呼ばれる解法が全部載っている系参考書)は、どのみち学校で指定して買わされるので慌てて買う必要はない。
膳所は「レジェンド(東京書籍)」、石山は「基礎からのチャート式(通称青チャート)」、東大津は「フォーカスゴールド(啓林)」だったかな?(変更されるかもしれないので断言しないでおく)
因数分解は、展開の逆演算だから、展開の仕組みをしっかり確かめたうえで取り組むとよい。
つまり
(ax+b)(cx+d)=acx²+(ad+bc)x+bd
である。
右辺から左辺へ式変形(因数分解)するとき
aとb、cとdは互いに素(最大公約数が1)であることに注意してacをaとcに、bdをbとdに分解しよう。
たとえば、
100x²-193x-72
を一発で仕留められるなら上出来である。
なお、このコツは初回の授業でする予定(もう一度しれっと宣伝を入れておく)。
特色合格や立命館守山組などで公立対策の横で少し高校数学に足を突っ込んだ人(早い人は数学Ⅱでやる「因数定理」のイメージまで仕込んである)は、初回授業時に
x⁵+x⁴+1
とか
x⁴+9x³+16x²-x-3
とかやってもらおうかな。いずれも因数定理がうまく使えないやつだ。
こういうのこそ一番基本(展開の逆)に戻って考えると、できるかもしれない。
読書
膳所の入学前課題で、なんか1冊読んでレポートを書いてこいという課題が、たぶん出るだろう。ちょっと前までは『こころ』(夏目漱石)一択だったが、最近は何でもいいらしい。
本屋さんに行って、「講談社現代新書」か「ちくまプリマー新書」の棚を眺めて、おもしろそうだと思うものを1冊買って読んでみるとよい。新書の中では、これら2シリーズは比較的ハズレが少なくて良いと思う。
でも少ないながらハズレはある(個人の感想です。またどれがハズレだとかこの場では怖くて言えません)ので、ハズレが引きたくない人は購入前に著者について調べたりするとよい。
(正直言うとハズレをひいてハズレだと認識するのもよい経験です)
なお、ちくまプリマーは草津の図書館(本館のほう)にたくさん置いてあるよ。
それでは今日は、このへんで。
この記事は、3月6日の一般入試試験問題を解いた感想とともに、高校入試翌日の昼には上げる予定だった。しかし上の訃報を聞いて筆が止まった。終日感傷に浸った。
時が過ぎるのはかくも早いもので、私が五百旗頭先生の講義を拝聴していたのはもう四半世紀以上前の話になる。木曜4,5限。神戸大学から出講してこられる関係で、午後4時くらいに始まり午後7時まで続く変則的な講座だった。戦後の日米外交史をテーマにした講義を毎週楽しみに休まず出席したのを覚えている。
一緒に授業を受けていた同級生の中には、新聞記者となってワシントンから記事を送っている者や、研究者の道に進み大学教授として関東の有名私大で国際政治を教えている者もいる。
翌3月8日、大きな悲しみに包まれる訃報がもう一つ入ってきた。鳥山明先生である。
「めそめそするのは今日だけにして」もうしばらくは悲しみに暮れていよう。
↓たとえばイギリスBBCの速報
https:www.bbc.com/news/world-asia-68444060
↓BBCの英文ポストについていた返信から引用
Now is the time to collect Dragon Balls and bring Akira Toriyama back to life!
いつまでも感傷に浸っているわけにもいかない。未来を見据え、本題に入るとしよう。入試問題の感想は稿を改めるものとする。
まずは英語から。
ネタはなんでも良いので、コンスタントに英文に触れる機会を作っておこう。また、語彙を維持、強化するのによい時間だね。
単語帳を購入するなら、半分くらい知っていて半分くらい知らない(すっと言えない)位のが良い。
『ターゲット1200』、
『システム英単語BASIC』、
『LEAP BASIC』、
『速読英単語 入門編』
など。本屋さんで手にとって、よさそうなものをやってみよう。
効率よく頭に入れるには「音声」が大事。その辺の加減は高校部の最初の授業でお話しするつもり(しれっと宣伝しておく)。
ただし、もうすでに英検準2級以上を持っているのであれば、いきなり上記のよりレベルの高いものから始めても良いだろう。
参考までに、膳所、石山、(守山も?)は『システム英単語』、彦根東、東大津は『LEAP』を使っている。膳所は持たされるのが7月ごろ以降だから、それまでにやさしいレベルのものを1冊仕上げておくとよい。
なお塾生は、中学生で使っていた『英単語トレーニング』の7段から10段を仕上げるのもよろし。
数学
予習したければ、易しい目の「数学ⅠA」の参考書を買ってやってみるのもよい。兄、姉がいるなら教科書などを借りて眺めてみるのもよいだろう。式変形や実数(絶対値や√)、1次不等式くらいまでで十分かと思うが、やりたいのなら2次関数とかやってみてもかまわない。
なお分厚い参考書(「網羅系」と呼ばれる解法が全部載っている系参考書)は、どのみち学校で指定して買わされるので慌てて買う必要はない。
膳所は「レジェンド(東京書籍)」、石山は「基礎からのチャート式(通称青チャート)」、東大津は「フォーカスゴールド(啓林)」だったかな?(変更されるかもしれないので断言しないでおく)
因数分解は、展開の逆演算だから、展開の仕組みをしっかり確かめたうえで取り組むとよい。
つまり
(ax+b)(cx+d)=acx²+(ad+bc)x+bd
である。
右辺から左辺へ式変形(因数分解)するとき
aとb、cとdは互いに素(最大公約数が1)であることに注意してacをaとcに、bdをbとdに分解しよう。
たとえば、
100x²-193x-72
を一発で仕留められるなら上出来である。
なお、このコツは初回の授業でする予定(もう一度しれっと宣伝を入れておく)。
特色合格や立命館守山組などで公立対策の横で少し高校数学に足を突っ込んだ人(早い人は数学Ⅱでやる「因数定理」のイメージまで仕込んである)は、初回授業時に
x⁵+x⁴+1
とか
x⁴+9x³+16x²-x-3
とかやってもらおうかな。いずれも因数定理がうまく使えないやつだ。
こういうのこそ一番基本(展開の逆)に戻って考えると、できるかもしれない。
読書
膳所の入学前課題で、なんか1冊読んでレポートを書いてこいという課題が、たぶん出るだろう。ちょっと前までは『こころ』(夏目漱石)一択だったが、最近は何でもいいらしい。
本屋さんに行って、「講談社現代新書」か「ちくまプリマー新書」の棚を眺めて、おもしろそうだと思うものを1冊買って読んでみるとよい。新書の中では、これら2シリーズは比較的ハズレが少なくて良いと思う。
でも少ないながらハズレはある(個人の感想です。またどれがハズレだとかこの場では怖くて言えません)ので、ハズレが引きたくない人は購入前に著者について調べたりするとよい。
(正直言うとハズレをひいてハズレだと認識するのもよい経験です)
なお、ちくまプリマーは草津の図書館(本館のほう)にたくさん置いてあるよ。
それでは今日は、このへんで。
閲覧(2871)
コメントを書く |
---|
コメントを書くにはログインが必要です。 |
最近の日記
最近のコメント
- RE: daiの入試問題研究Vol26. dai [05-08 22:34]
- RE: daiの問題研究Vol.16―試 dai [03-06 15:08]
- RE: トップの本棚―5文字で百人一首 dai [07-06 22:41]