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TOP  >  TOPブログ  >  なかしゃん  >  つれづれ  >  あいらぶゆーでござる

なかしゃん さんの日記

 
2023
9月 30
(土)
00:19
あいらぶゆーでござる
本文
先日、授業後に中2の生徒からリクエストがありました。
「もっと自分ことをブログで書いてほしい」と。

私のブログに登場して、自分のことが書いてあるとうれしいのでしょう。
ええ、わかります。


なかしゃん:「じゃあ、塾の感想書いて来てよ。それを載せるからさぁ」


(自分がブログを書くのを手抜きしようとする作戦)


でも、それはできないと言われてしまいました。
えー。原稿書いてくれよ。


なかしゃん:「じゃあ、あなたが今日授業の最後のほうで集中力が切れて、下を向いて文房具をいじってしまっていたことを書いておくよ」


こちらもイヤがられました。
お父さんもブログを読んでいて、ニックネームでバレるからと。


なかしゃん:「いいじゃん、お父さんはきっと授業中のあなたの様子が知りたいと思っていると思うよ?」


ムフッ。
私はあなたのお父さんが読んでいるって知ってるよ♪
ニックネームで書かなかったらセーフ!!


(チクリ魔)


生徒を可愛がるのが趣味の国語担当のなかしゃんです。
こんにちは。
これはあくまで可愛がりです。




今日は満月。
ああ、あるエピソードを思い出すことがあります。


かつて、文豪夏目漱石が英語教師をしていたとき、生徒が「I love you」という英文を「我、君を愛す」と直訳した際に、漱石は「日本でそのような言葉は使わない。 『月が綺麗ですね』と訳しておきなさい」と言ったそうです。
日本人ぽい訳だなと思うと同時に、粋な訳だなと思いました。


まず、「月が綺麗ですね」のどこが日本人っぽいのか。


昔の日本人は、好きな相手(好意を寄せている相手)に対して、言葉で気持ちを伝えたり、相手の気持ちをこちらに向けるために説得したりということを無粋だと思うようです。恥ずかしいことと思う人もいたようです。
現代の日本人は昔の人に比べて、相手に対して気持ちを言葉で伝えることは一般的になって来ているようですが、それでもまだ、胸の内を明かすことに抵抗がある人も多いと思います。
そこで、日本人が多用するのは「匂わせる」という言動です。
直接的ではなく、間接的な言葉を好みます。
自分の気持ちに「愛す」という直接的かつ積極的言葉を使わないのが日本人らしいのだと思います。


では、なぜ「月が綺麗ですね」が「I love you」と同義になるのか。


日本人は、相思相愛のような気持ちのベクトルが相手に向かう形より、共通の対象物に対して共感する形の方を好むように思います。
例えば、おいしいものを食べたとき、一人だけで味わうんじゃなくて、「おいしいね」と言い合える相手がいる方がいっそう幸福感が高く感じる人は多いでしょう。

「こんなに美しい月を見る時間をあなたと共有している私は今とても幸福な気持ちです。こんな気持ちにしてくれるのはあなただからです。あなたのことをあの美しい月と同じように好ましく思います」ということが「月が綺麗ですね」の一言に込められているのです。




(わからんわっ!好きだって言え)





(注)以上の考察は個人的な感想です。
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