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dai さんの日記

 
2023
9月 3
(日)
19:06
トップの本棚―ブラック綾乃さん
本文


8月末、お休みをいただいた私は、文化資本を補充すべく海を渡り(船旅っていいですよね!)、徳島県は県立文化の森を訪れた。しかし空模様が怪しい。ゲリラ豪雨にも見舞われた。
本当なら外をふらっと散歩したかったが、これでは仕方がない。開架図書に手ごろな本がないかと図書館内を眺めて回る。

あ、あるやん。半年ほど前に東大津高校の図書だよりで紹介されてたの。文庫が出たら買って再読することになるだろう。


『嘘つきなふたり』 武田綾乃 KADOKAWA   

19 歳の朝日光は、親元を離れ文京区は本郷にある女子専用の学生寮に住んでいる。東大の赤門の近くで、小学校の同級生・長谷川 琴葉と偶然再会する。彼女は小学校の途中で転校し、修学旅行は一緒に行っていない。琴葉は光に「小学校の時の担任の先生を殺した。一緒に逃げてほしい。」と告白され、「修学旅行」と称して京都に行く。このとき光は「琴葉の告白は真実ではない」と確信していた。

川で溺れたその小学校の先生をはじめ、登場人物たちの闇がなかなかに深い。

『そして朱音は空を飛んだ』、『石黒君に春は来ない』に続く、ブラック綾乃さんの面目躍如(使い方あってる?)なのである。


なお、ホワイト綾乃さんの代表作といえば、『響け、ユーフォニアム』や、『君と漕ぐ』のシリーズだろう。いずれも高校の部活を舞台としたさわやか青春ストーリーである。また、都立日比谷高校の入試でも使われたことのある『青い春を数えて』もおすすめである。


さて、授業の時間だ。


8月16日に流れてきた天気予報のキャプチャ画像が面白かったので、夏期講習の小学生各位に、国語の時間見てもらって、「どこかおかしくない?」って聞いてみた。


天気:各地の猛暑、終末までずっと続く


やれやれ、どうやら昨今の猛暑は人類滅亡までずっと続くらしい。確かに今日現在まで、猛暑が収まる気配はない。


それでは今日は、このへんで。








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