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dai さんの日記
2023
6月
12
(月)
10:17
本文
LGBT理解増進法は今からでも廃案にせよ(この主張だけだとどっちからの主張だかわかんないけど)
『水を縫う』 寺地はるな 集英社文庫
松岡清澄、高校1年生。刺繍が好きな男子の清澄が、もうすぐ結婚する姉のためにウエディングドレスを作ろうとする物語。
以下引用
「…僕は件(くだん)の女子から「女子力高過ぎ男子」と呼ばれていた。…(中略)…裁縫のスキルを性自認や性的思考と結びつけるなんて、突拍子もない。仮にそうだとして、だから何だという話だ。」(文庫p19)
ほんこれ。ところが、
S県(一応、滋賀県ではない)の小学校で、こんな教育をしているという話を小耳にはさんだ。いわく
「1.「その人らしさ」を大切にしよう」
「男の子らしさ」「女の子らしさ」を勝手に決めつけていませんか。ピンクは女の子の色という決まりはありません。料理が得意な男の子もいれば、外で元気に遊ぶ女の子もいます…」
ここまでは完全に同意。しかし次のページでこんなことを言い出す。
「2.いろいろな性について知ろう」
からだの性のほかに、「性のものさし」として、「こころの性」「表現する性」「好きになる性」というのがあり、それぞれグラデーションがあるという。
こうやって無理やりカテゴライズされたら、子供たちは混乱するだけだと思う。
あげく、「私はトランスジェンダーかも」と言い出した子供が取り返しのつかない医療行為を受けてしまう虞(おそれ)がある。現に「LGBT先進国」であるアメリカで、10代で手術をして後で後悔するという悲劇がたくさんあるそうだ。
サッカーが好きな女の子に「あなたの心の性と表現する性は男性ですね」と吹き込んでいらぬ戸惑いを与えるのだ。「ジェンダーバイアスをなくそう」といった同じ口で「サッカーが好きなのは男性」と決めつけているのである。わけわからん。
LGBT理解増進法案の条文に、教育現場での啓発(第19条など)が掲げられているが、こう言うのをもっと進めましょうということ?それでホンマにええの?
さて、授業の時間だ。
小6国語(GH6Z、栗東どんどん)で生活、文化にまつわる難読漢字を紹介してみた。「次の文章中の傍線部の読みを書きなさい」という形で20問。
「浴衣」「小豆」は余裕やね。「団扇」「箪笥」「卓袱台」あたりを読める子が意外に多くてびっくり。文化資本がしっかりしていることがうかがえる。「築山」「湯湯婆」「地車」はさすがに無理やった。(「湯湯婆」は「湯婆婆」と間違わないように例文を工夫した)(注1)
また別の日に6Zでは、「5文字で四字熟語」選手権を。すとうけんたろう氏の書籍は近日本棚に入庫予定。
「意気消沈」→「もうダメだ」
「言語道断」→「話にならん」
「付和雷同」→「イエスマン」
「有耶無耶」→「しらんけど」
てなぐあい(4つ目違う次元のが混ざってる)。
「電光石火」を振ったら秒で「ピカチュウ」と返ってきた。さすがや。
それでは今日は、このへんで。
注1:「浴衣」「小豆」…ゆかた、あずき
「団扇」「箪笥」「卓袱台」…うちわ、たんす、ちゃぶだい
「築山」「湯湯婆」「地車」…つきやま、ゆたんぽ、だんじり
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