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dai さんの日記
2022
12月
9
(金)
14:01
本文
先週のブログから引用
「普通に考えて、日本対スペインは2-1で日本だと予想する(ドイツを物差しにすれば以下略)。」
はたせるかな日本代表はスペイン代表を2-1で下しグループリーグを1位突破。決勝トーナメント1回戦でクロアチアと対戦することに。
わい(にわか)「このまま歯車がかみ合えば優勝まであるんちゃうん。」
夢を見させてもらった。最高のチームに感謝しかない。
私は20年前の日韓共催で「浪速の黒豹」パトリックエムボマ(カメルーン代表)と、「鉄壁の守護神」オリバーカーン(ドイツ代表)のマッチアップを現地観戦したほどのにわかなので。
悔しくないわけがないじゃない。PK戦(注1)で負けるなんて、悔しさしかない。
翌日、スペイン対モロッコも延長で決着つかずPK戦に。
スペイン代表は1本も入らず敗戦。PKやばい(語彙力)。
『(萌えすぎて)絶対忘れない!妄想古文』 三宅香帆 河出書房新社
ここ2週間サッカー1色の私のTLにちょろちょろ割り込んできた1冊。本屋さんに買いに行ったがなかなか見つからない。ようやく、ジュンク堂の児童書のコーナーにて発見(!)。難易度高すぎやろ。
枕草子と源氏物語のくだりはもちろんのこと、更級日記の菅原孝標女の一節がおもしろすぎて草(だから語彙力)。源氏物語が大好きだが手に入らない田舎娘が、父の仕事の関係で上京することになり、源氏物語全巻を手に入れる夢のようなお話である。
さすが、清少納言がひたすらに中宮定子への愛を語るも宮中の人間関係が複雑すぎて波乱万丈の生活を送る4コマ漫画『姫のためなら死ねる』(くずしろ著・竹書房)で、リア充の和泉式部を苦手にし、逆に当の紫式部から煙たがられている(本人に自覚無し)なオタク少女として描かれているだけのことはある。
こんな背景知識をもつと持ち合わせていたなら、退屈だった古文の授業も随分違った景色に見えただろうね。
では授業の時間だ。
高校数学の授業では、テスト終わりに「トレミーの定理」まわりと、「ヘロンの公式」周辺の景色を見せることにした。ここでは「ヘロンの公式」周りを少しだけ紹介しよう。
△ABCの外接円の半径をR、面積をSとすると、S=abc/4R…①
とか、(こっちは正弦定理から、かんたんに証明できる)
△ABCにおいて、tanA+tanB+tanC=tanAtanBtanC…②
からの
α+β+γ=90°のとき、
1/tanα+1/tanβ+1/tanγ=1/tanαtanβtanγ…③
とか、
さらには、△ABCの内接円の半径rを媒介に③式を用いてヘロンの公式を導出してみたり。
ヘロンの公式は、
S=absinC/2(別名、ていへんかけるたかさわる2)
から導出するとよいが、途中の計算(因数分解)がなかなか大変であり、良い計算トレーニングになる。「やれそうだ」ではなくて、実際にやってみることが大事である。
②の証明が膳所の定期テストに出た(tanの加法定理(注2)が必要なので、石山は未習)らしいけど、1週間遅かったねえ、残念!
でも、
「解き方を知ってるからできる」ということに、あんまり値打ちはないんやで。
小5学習。道場の当番が回ってきたので様子を見ていると、「速さ」で苦労している子たちがいるようだ。
時速100kmの電車が48分間で進む距離は?(確認テストの問題を「少しだけ」難しく改題)
だれもテントウムシを書いていないあたり、教育が行き届いている(でも学校で習ったら、書いちゃうんだろうなあ)。
ただ、60分で100kmなら、12分で20km、だから48分で80kmてな風にはなかなかうまく行かないみたい。(そりゃそうだ、そんな風にはたぶん教わってないもの)
たったこれだけだけど、私が子どもの頃にいつか見た景色を見せておいた。これで新しい景色が見えたのならうれしいな。
こういうのって、学習者本人が(意識して)見ようとしなければ見えないが、一度見えたら新しい世界が広がることだろう。
それでは今日は、このへんで。
注1:中学生の時、一度だけやったことがあるけど、ゴールマウスが本当に小さく見える。中学の時ちょっとだけ左のWBやってた「にわか」なので。
注2:最近、某美容整形のCM(たんたんた~ん!く~りにっ!)のせいで、tanの加法定理を思い出そうとするとメロディが脳内再生されて仕方がない(意訳:クロアチア戦はAbemaで見たかったけど視聴制限がかかって仕方なく地上波で見た)。
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