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dai さんの日記
2021
11月
20
(土)
14:04
本文
今ひとり十万円給付されて全部消費に回せとなったら何に使うだろう(仮定法)。私なら温泉旅行をする(世相を反映する発言)。
昨日の夕方は出てきた時から欠け始めている珍しい満月(ほぼ皆既月食)が見られた。写真映えする風景だった。
『月まで三キロ』 伊与原 新 新潮文庫
事業に失敗し、妻とも別れ、手元に借金だけが残った50前の男が、死に場所を探してさまよった先で出会った元理科教師のタクシー運転手に連れて行ってもらって見た風景は…(月まで3キロ)
氷河期にやっとの思いで就職し、仕事一筋で恋愛なんてと思っていた40前の女性。ある2つ年下の男性と出会う。でもその男性には秘密があって、(星六花)。
ままならない人生を月や雪が温かく照らし出す短編6話。優しい筆致に感涙必至であるから、電車の中とかで読まない方がいい。
授業の時間だ。
小学生学習コースの英語、小6向けテキストをやっているのだが、要求されているレベルが昔と比べて格段に高度になっている。
この日のレッスンでは、スーパーマーケットに食材が並んでいて、産地と値段が書いてあって、
1ページ目には9品目が並び、beefやceleryとともにgrapefruitが売っている。
2ページ目にも9品目。tomatoesやonionsとともにsoybeansが売っている。
How much is the grapefruit?
Where is the beef from?
How much are the onions?
Where are the tomatoes from?
なんて練習をした。(be動詞の使いわけに注目)
このテキストで、grapefruitは不可算扱いで、soybeansは可算扱いしているようだ。おもしろいね。
たぶん、感覚的にfruitに引きずられるんやね。
もっとも一般には、「2個のグレープフルーツ」は”two grapefruit”でいいみたい(でもgrapefruitsとは言わない)。
さらにその次のページには、食材の栄養(nutrients)に関する記述が!!
Protein、vitamin、carbohydrate(略してcarbって言うらしい、知らんかった。)、mineral、fat(さすがにlipidとは書いてなかった。)
家庭科の授業を英語でやれってか。すごーい(どこか他人事のように)。
テスト勉強の対応をしていると、英作文の問題を解いていた中学3年生の英語ニガテ君からなかなか鋭い質問が投げられた。こういう点に気付けるのは、勉強のレベルが一つ進化(深化)している証拠だ。
① This is the picture which Mike took.
なのに、
② Kyoto is a city which a lot of people visit.
③ I like curry which my mother make.
「②や③はなんでtheがつかないんですか」と。
つまり、aとtheの使い分け問題である。
そう、一般的な「不特定ならaで特定ならthe」という説明だと②や③もtheを使いそうなんよね。でも確かにあんまりそうは言わない(ダメかと言われたらそんなこともない気がするけど、なんだか不自然な気がする)。
そのへんの感覚について説明したわけやけど(キーは「共通認識」、「旧情報→新情報」)、それを説明するとブログ1個書けてしまうので、ここではこれ以上つっこまない。
では、今日はこのへんで。
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