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DANZEN さんの日記

 
2021
11月 16
(火)
15:01
押忍!叩く、月下の門
本文



ほぼほぼ懇談会も終わり、子ども達は期末テストに向けて舵を切り始めていますよ。

こちらでは懇談が終わった生徒には声をかけるようにしています。
「怒られたー!」
「正座して話を聞かされたねん!」
こんな声がチラホラと。
いいことですねぇ。

塾の先生の言うことだったら聞くので叱ってください!

お任せあれ!

でもね、実は一番堪える(こたえる)のが親御さんからの叱責なんですよ。ただ、いつもの?金切り声ではダメ。
「あんた、宿題やったのっ?」
「ちゃんと整理しなさいっ!」
「プリント出せてないやん!こんなくクシャクシャにして!」
「あんたはお肉ばっかり食べてっ!」みたいのですね。(うちのおかんのが混ざった。。。)

他人からの(塾や学校の先生)評価と問題点は親御さん視点ではないので子どもも普段とは違う態度で聞くのですね。そういう態度になったとき、誰の話を一番聞くかというと親御さんがナンバーワンなのです。
親御さんだから子どもも反論できますし。この反論も感情的にならないところが大きいのですね。「先生はそう言うけど」ってクッションがあるから。
後日の生徒の反応が何よりの答えです。みんな反省すべきところはしっかり反省しているようでしたよ。こういう機会を大切にしたいですね。


さて、懇談では同じような話を繰り返ししゃべることになります。これは親御さんの悩みが共通であるということでありますね。

うちの子は本当に文章が書けないんです! 多かったなぁ。

このブログでもなかしゃんの小論文対策講座なんかを紹介してたりするのでそういう相談が多かったのかも知れません。

で、タイトルの「押忍!叩く、月下の門」ですが有名ですね。道場破りにきた加藤さんが月明かりの下で「押忍!(たのもー!)」と門を叩いているのです。おいおい。

あのブログ以来、何人かが添削してくれーと持ってきてますよ。遠慮は無用なのでどんどん色んな先生を使えば良いと思います。

ある生徒が「意中の人と楽しく過ごすことが出来てうれしい気持ちと、それが夢だったのかと分かって悲しむ気持ちが対比されていて良かったです」
(一部改変)のような文章をみてくれというのです。

とりあえず、なんで「悲しむ気持ち?」って書いたのって聞きました。そうするとしばらく考えて「そうか!悲しい気持ちか」って。
うーん、やっぱり理由はなかったのね。あったらそれはそれでいいんだけどね。
対比を褒めている張本人が対に従わないのは悪い気持ちがするのです。
こっちまで変に引っ張られてしまったがな。
喜ぶ気持ちと悲しむ気持ちとか、嬉しい気持ちと悲しい気持ちの方がちゃんとしてるよなぁというのは気付けたみたい。

そうしたら次は「おまぁは小学生かっ!」という段階へ。(これは本当に言ったのであります)
嬉しい気持ち、悲しい気持ちはそれぞれ「うれしさ」「かなしさ」で表現できるのでありますよ。
篠原涼子を聴いてこいって話ですよ。のっけから「いとしさと せつなさと」って歌っておるではないか。冒頭から「いとしい気持ちと 切ない気持ちと」ってやったらグダグダの歌になってしまうがながながな。
でも、こう書くとそれに続く「こころづよさとぉー」はちょっと性質が違うんではないかと思われますね。さらにその続きが「いつも感じている あなたへ」となるのだから、「こころづよさをー」とすべきではないのかしらん?
いや、これは歌詞だから「と」の3連発で、さらに最後の「と」が伸びるわけだから「こころづよさを-」に近くなるのだからいいのかそれで。
いや待てよ、「こころづよさとぉー」ではなく「こころづよさと
ー」なのか! DANZEN、小室に追いつく!(圭のほうじゃないぞ)  みたいなアホな妄想でDANZENの夜は更けるのです。うーん、残念。

閑話休題、前段冒頭2行を伝えたら「あっ!」って言ってましたからその感覚はあるんでしょう。不幸中の幸い?
こういう感覚を共有できないレベルだと非常に手を焼くのです。

更にですね、せっかく「対比」って用語を使ってんだから、その対比で何が明確に浮かび上がってくるかを書かんかい!と。
こういうのはあるあるですね。肝心の部分が書かれていないのですよ。表現技法は答えられるけど、なんでその表現技法を使うかまでは分かっていないというパターン。数学で言うところの公式暗記と同じ現象です。

こういうのが書けて、「意中の人と楽しく過ごす」を「意中の人と夢のような時間を過ごす」のような書き方をすると面白くなりますね、だって夢なんだもの。そうしたら「それが夢だったのかと分かって」も「夢から冷めて(覚めて)」って掛詞にしてみましたぁって遊べるじゃん。この辺はおっさんの暴走ですが。
もちのろんで、暴走は伝えておりませぬ。ご安心くだされ。



中学生諸君、今日も授業のようにタイトルの解説はせんぞ。意味分からんという可哀想な人は月下推敲という四字熟語を10回書き給へ。僧侶が胴衣を着てる絵も添えて。クリリンを描いとけばそれなりに良いと思われ。うむ。

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