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dai さんの日記

 
2021
9月 23
(木)
19:37
トップの本棚―丸つけはテスト勉強の準備であって、丸つけして終わりでは何も身についていない
本文
*今日は本の紹介なしです。よろしくご承知おきください。


遅くとも定期テストの1週間前にはテスト範囲のワーク(の1周目)を終わらせましょう


と言っているのはそういう趣旨である。

なお、この時点でほぼ全部丸がつくのであればあと1週間左うちわでゴロゴロしていればよい。
(うそですそういうときはテスト範囲の関連単元でレベルの高い問題をやるなどここぞとばかりに好きな勉強をすればよいのだ。)

満点を取ろうと些末な傾向と対策に時間を使うのはもったいない。

変な問題が出なければ満点を取りたいところだが(ノーミスへの意識は高く持とう!)、変な問題や採点のせいで90点ならそれはそれで気にしなければ良いのだ。

「変な問題」の例としては、各科目の「用語問題」(教科書ですら定義があいまいなところを聞く、正解と同趣旨であっても教えたとおりじゃないから減点する、など)、社会や理科の「時事問題」(時々それ聞いて「意欲・関心」を評価することにつながるの?という話題がチョイスされていることがある)。

そんなことに時間と労力を割くくらいならちょっと難しめの頭を使う問題をやって脳を鍛えた方がなんぼか役に立つ。


上記はZクラスの一部の人など普通に実テで450点くらい取れる人向けのメッセージ。特に3年の英数は今のあいだに入試問題やったらええやん。


ここからは大半の中学生へのメッセージ。


「できなかったところを赤で答えを写して提出したからOK」なんてことしてませんか?

それで成績が上がると思っているならおめでたいことこの上ない。


できなかったことをできるようにする

のがテスト勉強でしょうに。


出来なかったところを赤で書くのは提出のためにしゃーないとしても(それとて無駄な作業である感は否めない。そんな暇があったら英単語の一つも覚えたい)、それを調べるなり質問するなりしてできるようにすることが「テスト勉強」である。

そう言うとツメの甘い人は質問して「わかった」と言って終了する人がいるが、同じ問題テストに出たら一人で解けるの?


ラスト1週間はそういう問題を練習する時間に使いたい。一人で解けなきゃ点数にならないのだ。



では授業の時間。

定期テスト対策と称して私がどんなことをやっているのか、ちょっとだけ紹介。


中2数学(テスト10日前)の確認テスト。連立方程式の計算問題を4つ(いずれもやや複雑な分数係数や比例式を含むもの)と、ワークのB問題に出てきそうな文章題を3題(速さ、食塩水、人数の増減(割合で表示)を各一題。いずれも数値設定は易しめ)のセット。15分程度で解くことを要求した。


もちろん1次関数は、変化の割合の意味や式の作り方、グラフの書き方から文章題(動点やダイヤグラム)まで、先週までの塾の授業でさんざん練習している。


テスト勉強が終わっている(本当の意味でワークは全部終わらせた)というなら、これは満点がとれるはずである。


満点がとれないということはたぶんワークの解き直しができていないということだからまずは赤で答えを書いただけの問題をどんどん解いていくことである。


解いている様子はこちらで机間巡視して見ているので、適当なところで追加の問題を渡す。
担当講師固定による少人数クラスだからこその対応だと言えよう。



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