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dai さんの日記
2021
5月
15
(土)
18:39
本文
『トップの本棚』とは、わたくしdaiが、
「中学生くらいのときに出会っていたら、きっと面白いと思って読んでいただろうな」と思う本を紹介するコーナーである。
現在グリーンヒル校、および栗東校に一つずつ私物の本棚を置かせてもらっている。スペースの都合で蔵書は各150冊程度とわずかだが、不定期ながら頻繁に蔵書の入れ替えを行っている。また、塾生には文庫・新書に限り1週間程度の持ち出しを認めている。
本棚は持ち主の趣味、嗜好が反映されるものだから、蔵書には偏りが多い。教育的配慮はほぼ無く、中学生の時の私が(少し背伸びをしただろうことも考慮して)面白いと思うかどうかが、本棚に置くかどうかの判断基準である。
当初はスキマ時間に読めるものを、ということで短編の小説やエッセイが多かったが、最近は興味があったら持って帰って読んでいいよ、というスタンスで長編や文庫で上下巻のものも多く置いている。
ところで、ゴールデンウィークにテレビで、「東大生500人が選ぶ勉強に役立つアニメ」特集をやっていたらしい(SNSでそのランキングが流れてきた)。私は家でテレビを見ないので全然知らないものばかりである。うそ、アニメを見たことが無いというだけで、マンガでなら全作品読んでいる。
3位『キングダム』
現在単行本は61巻まで出ている。紀元前3世紀戦国時代の中国を、13歳で即位しのちに秦以外の戦国七雄すべてを滅ぼし中華統一を果たすことになる若き王の視点で描かれている。県で一番の進学校の図書室には、全巻そろっているらしく(61巻が入ったかどうかは確認していない)、うらやましい限りである。
2位『Dr.STONE』
現在20巻まで出ている。怪光線によって世界中の人間(と一部の鳥)が石化して数千年後、緑に覆われた地球にひとりの少年が復活した。彼は化学の力で文明を復活させようとする。
本作のキーワードは「試行錯誤」である。
なお、私のフォローは携帯電話をつくる場面あたりで止まっていて物語の知識はアップデートできていない。機会を作って続きが読みたいところである。
いつだかの兵庫県立高校で出された理科の入試問題を見て「おお、Dr.STONEやん!」とひとりテンがぶち上がっていたのは(なお、設問にはどこにもそんなことは書いていない)ここだけの話である。
1位『はたらく細胞』
ヒトの細胞を擬人化して書かれたマンガ。O2と書かれた箱を小脇にかかえて走る赤血球のお姉さんが主人公である。全6巻+「細胞の図鑑」を栗東校に置いているが、小学生〜中学低学年くらいの子がすき間時間に繰り返し読んでいる(読めとは言っていない)ようで、好評である。
「細胞の図鑑」で門脈(小腸から肝臓へつながる血管)の色が赤になっているのだけが残念だが、自分が小学生の時にこんなのあったらよかったのになあ。うらやましい限りである。
『はたらく細胞』以外で本棚に置いたマンガについてはまたの機会にまとめて紹介したい。
なお、大将軍校にはこっこー先生が、世界の名作を『まんがで読破』するシリーズ(イースト・プレス)や、→『日本の歴史』(集英社版)を置いておられる。こちらもお迎え待ちの小学生などに好評のようである。
さて現在は高校生が定期テストの真っ最中。誤解を恐れずに言えば教科書が完璧に自分のモノになっていれば東大でも京大でも通るので、中学と違って内申は関係ない(指定校とるなら別)が、日々の勉強からちゃんとついていくことが大事である。
準拠問題集(石山高校の数学なら「サクシード」)を、「人に説明できるレベルで」解けるのであれば、「教科書が自分のモノにできている」といってよいだろうが、そのレベルにいる人は世代の上位1パーセントもいないと思う。
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