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天才には天才にしかわからない悩みがある。そしてそれは、我々凡人には到底理解の及ばないところである。一方凡人の悩みは天才に理解されない。

『蜜蜂と遠雷』　恩田　陸　　幻冬舎文庫　　　

人間、すごいものを見ると語彙が貧弱になる。私も例外ではない。すごいとしか言いようがない。上下巻950ページ余りはあっという間だった。
同じ曲を違うピアニストが弾くと、ピアニストが一流であればある程その違いが明らかになるものだが、その個性を言葉で表現することはとても難しい。でも、この作品を読んでいると演奏の違いが際立って聞こえてくるようだった。
連休中に何か1冊という人に、これはイチ推し。


さて授業の時間だ。

大将軍中3数学、前回、有理数の定義を話しているのでその流れで循環小数の導入へ。今週たまたま「無理っす(無理数）」のYou Tubeの動画で炎上さわぎ(注1)があったから、ちょっと下品かなと思いつつちょっとだけ実演してみたら、「小数にするのが無理っぽいのが…」のくだりで、くすくす笑いが起きた。少なくとも自分のクラスの生徒は全員正しく理解できているようだ(確認テストもその部分はほぼ全員満点だった)。
↓うちのクラスの子らの理解
「有理数（rational number）とは、整数の比（ratio）で表すことのできる数であり、そうでない数を無理数（irrational number）という。」

GH3年理科はイオンを終えて物理に入った。物体の運動は直観的にわかる子もいれば全然イメージできないという子もいるのでていねいに。作用・反作用の関係は作用点の位置を確認すれば簡単だね。同じ作用点に６Nと８Nの力がが直角にかかっている合力の大きさの問題は、今のところ方眼紙を使って、物差しで測って比を取ることにしよう。もっとも三平方の定理を知っていれば簡単なのだけど（60度の問題も）。

中2理科、栗東草津は化学を酸化、還元でいったん止めて次回から生物に入ろう。連休を挟むのが悩ましいがテスト2週間前までで血液循環まで一気に進もう。GHと大将軍はそのまま化学を最後まで。


注1：先週火曜日だったか、私のタイムラインに流れてきた動画。某大手家庭教師派遣会社の名前でアップされていた。ちょっと見てみたが、確かにひどかった（画面上はπとルートが無理数と言っていて、それも雑な話だがその上あの授業の説明を文字通り受け取ると、6分の1だって無理数ということになってしまう）。なお、苦情がたくさん来たのだろうか、金曜日には削除されていた。


おわび
栗東草津校と大将軍校で、4月11日ごろから一部のメールアドレス宛ての出席メールが届かなくなるという不具合が発生しています。こちらのメールシステムのアップデートがきっかけで不具合が発生しているものとみられます。鋭意復旧中ですが、作業が難航している模様です。
ご心配、ご不便をおかけしますことをお詫び申し上げます。帰りがご心配な方は、お子さんに、帰る際塾の電話を使って連絡するよう、お伝えください。
よろしくお願いします。