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DANZEN さんの日記
2006
8月
6
(日)
23:50
本文
先日からのニュース欄、立て続けにこんな見出しがありました。
「中学生買春で塾講師逮捕」
「塾講師が宿題忘れた小6に暴行」
塾の先生に人格者があんまりいないのはしょうがないとしても、下衆が増殖するのは許せない。
1つの要因として、業界の講師への待遇低下がこういう状況を招いているとも感じています。
不況が本当の原因だったのかどうか分かりませんが、賃金なんてひどいモンです。
私が学生だった頃、毎年500円以上の時間給アップなんて珍しいことではなかった。
それが、今は皆無に近い。
時代の流れに沿えば、少人数を相手に運営せざるを得ない塾ではやむを得ないとも思います。しかし全ての塾がそうではない。
いわゆる勝ち組大手塾なんてのは昔ながらの人数でやってるんだから、現状ほどに賃金を下げる必要なんてあるのかね?なんて思ってしまう。
今や新人さんなんて、コンビニ時給の2倍にもならない金額で働きださなくちゃいけないんだから、質のいい人材は確保しにくくなってきますよね。
昔だったら、3倍近い時給からのスタートだったのにね。
働ける時間は生徒が学校から帰ってきてからの数時間。仕事の内容は経験があれば楽な部分も多々あれど、初心者にはキツイ事ばかり。ハッキリ言って初心者には割に合わん仕事ですよ。
やりたい!って思う人は少ないですよ。だから、選れない。で、質が下がる。
ま、そんなこんなでニュースの見出し。
ひとつ目のモノは記事なったのは最近なれど、事件は1月に起こっていたそうな。しかも1か月前に大事件を引き起こした京進の先生だという。しかも、京都である。
1か月前に自分の所属する塾で想像を絶する事件が起こっているにも関わらず、こんな事件をやらかしてしまう。
本人の心の在り方を問題視するのは言わずもがなだが、京進という集団の組織指導力のお粗末さを感じずにはいられない。こんな集団が「合格何人!!」なんてやっても、「アホか!」としか思えない。
だって、そうでしょ、何とかして信頼を取り戻さないといけない。今、通ってきているご家庭に少しでも安心して貰わなくてはいけない。全社一丸となって、気持ちを引き締めて、それこそ従業員が出社する度に手を合わせるぐらいの気持ちでないといけない筈です。
あの事件のあったすぐ近くの校舎で働く輩が、こんな事件を起こしている。絶句であります。
で、二つ目の事件。
色んな事情があったのかも知れない。記事はそこまで伝えませんから。
でも、結果がダメすぎる。
前歯が折れるなど。。。
塾は私教育の場ですから、公教育の場で体罰とされる「正座」や「立たせる」などは指導者の責任の範囲とその教育方針に賛同できる保護者の了解があればやってもいいと、私は考えています。
大切なのは指導者の責任の範囲という部分で、要するに「冷静であれ!」と言いたいのです。
怒るんじゃなくて叱れと。
教室の学習机を顔面にぶつけた結果、前歯が折れたらしいですが、此奴は冷静だったのか?
冷静だったらそれはそれで危険人物です。冷静じゃないとしたら、いわゆる激高(げっこう)型のブチギレ人間なわけです。
子ども相手にキレるなって言うの。
DANZENもよくキレてるやん!とウチの生徒は言うかも知れませんが、態とですから。
そうでないといけない。
話が脱線しましたが、とても40近い人間の行為じゃない。
それなのにここの塾は「教育者としてあるまじき行為で、深くおわびしたい。警察の捜査を待って講師を厳正に処分し、再発防止に努めたい」と述べて、自宅謹慎処分を命じたらしい。
なぜ、すぐにクビにしないのか?
大手塾には私の知らない、深淵なる理由でもあるんでありましょうか。
厳正な処分がクビではなく、ほとぼりが冷めるまで再教育を行い、復帰の道を探るんでありましょうか。
「教育者としてあるまじき行為」と公言しておきながら。
資質の問題です。人間性の問題でしょう。
それを見抜く機能がないことを棚に上げて、再教育が出来るとでも?
それとも、見抜いていたけど教育を行っていませんでした、というわけですか?
本当に書いててムカムカしてきますね。
どちらの事件も「あー学生か」ではないんですよ。それぞれ28歳と37歳ですからね。
業界をリードできるくらいの大手塾で起こっているのです。
リードしていこうという気概は全くないんでしょう。
小さな塾から始まって、気付けば大きくなっていた。
会社の指導者の器が追いついていない!と断罪すべきでしょう。
ある程度大きな組織になって、トップは所詮「村夫子」(そんぷうし)ではいけないですよ。
この業界の拙さが表れている事件だと考えるべきです。
若しくは、私の大手塾への僻み(ひがみ)と考えるべきです。
うーむ。
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