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dai さんの日記
2018
11月
12
(月)
22:08
本文
『高校現代文をひとつひとつわかりやすく』 村上翔平 学研
『国語読解[完全攻略]22の鉄則 (高校受験[必携]ハンドブック)』 福島隆史 大和出版
中学時代、国語は正直得意でも苦手でもなかった。問題文の雰囲気をつかみ、感覚でなんとなく答えを選ぶ。そこに明確なメソッドはなかった。ただスピードに任せて何度も読み答えを探す。びっくりするほどいい点が出ることもあったが、平均点に届かないこともある厄介な科目だった。(なお、漢字の書き取りはほぼあきらめていた。)
高校に入り、古文で品詞分解をしたり、英語でSV(構文)をとる練習をひたすらしたりで、中学の頃苦手だったこれらの科目は、大学受験の頃には一番の安定した得点源になっていた。一方で現代文は最後まで不安定なままだった。特にマークシート式の小説、お前はダメだ。幸か不幸かセンター試験本番で大けがしなかった(評論50点、小説35点、古文漢文100点の計185点…ただの自慢です)ので、方法論をふりかえることなく通り過ぎた。おかげで長らく他人様にうまい方法を教えることができない科目だったのだ。
その点、今は恵まれている(?―玉石混交あるし合う合わんもある)。いろいろな教材が本屋さんに並んでいる(中学生向けはあまり多くないけど)。
その中でお勧めのひとつは2年あまり前に出た『ひとつひとつ…』。高校生向けでセンター試験レベルだが、膳所石山を狙うレベルの中3なら(国語苦手な子ならなおさら)この時期からやっておいてもよいと思う。現代文の読解には明確な論理と方法があるのだ。私が高校時代、言語化できないまま用いていた現代文の解き方がばっちり示してある。
どうしても高校受験向けを、というなら4年ほど前に出た『22の鉄則』はどうだろう。以前別の塾で中3向け実践講座的なもの(国語)を受け持ったときに持たせていたが、それなりに好評であった。自学できるかどうかは、本屋さんで手に取ってみて。ハンドブックなので字が小さいのと書き込みしにくいのが難点か。
「字が小さすぎて読めな〜い!」今はやりの「両手が使える眼鏡型ルーペ」(もう通販だと2本3000円で売っている。もちろんハ○キルーペではない。)がほしい。
いずれにしても、読解問題の解き方(思考の型)は明示されている。言い換え、比較、因果関係の把握である。これら思考の道具を意識して使えるようになれば、国語、少なくとも長文読解問題は安定した得点源になるだろう。
5Z国語、文学的文章をいったん終わり論説文に入った。テーマは地球上に水があるのはどうしてか、ということである。初見で読んでもらい、知らない言葉に○をつけてもらう。また本文についてこちらからもその場でいろいろ発問するというスタイルである。
今回はほとんどの子が何も○がつかなかった。一部の子が「起源」に○をつけていたので、何も○がつかなかった子に語義を訊ねてみたところ、「起こるみなもと、始まり」と即答した。漢字の字義から意味を理解するという作法が、しっかり身に付いていることを確かめられた瞬間だった。
『国語読解[完全攻略]22の鉄則 (高校受験[必携]ハンドブック)』 福島隆史 大和出版
中学時代、国語は正直得意でも苦手でもなかった。問題文の雰囲気をつかみ、感覚でなんとなく答えを選ぶ。そこに明確なメソッドはなかった。ただスピードに任せて何度も読み答えを探す。びっくりするほどいい点が出ることもあったが、平均点に届かないこともある厄介な科目だった。(なお、漢字の書き取りはほぼあきらめていた。)
高校に入り、古文で品詞分解をしたり、英語でSV(構文)をとる練習をひたすらしたりで、中学の頃苦手だったこれらの科目は、大学受験の頃には一番の安定した得点源になっていた。一方で現代文は最後まで不安定なままだった。特にマークシート式の小説、お前はダメだ。幸か不幸かセンター試験本番で大けがしなかった(評論50点、小説35点、古文漢文100点の計185点…ただの自慢です)ので、方法論をふりかえることなく通り過ぎた。おかげで長らく他人様にうまい方法を教えることができない科目だったのだ。
その点、今は恵まれている(?―玉石混交あるし合う合わんもある)。いろいろな教材が本屋さんに並んでいる(中学生向けはあまり多くないけど)。
その中でお勧めのひとつは2年あまり前に出た『ひとつひとつ…』。高校生向けでセンター試験レベルだが、膳所石山を狙うレベルの中3なら(国語苦手な子ならなおさら)この時期からやっておいてもよいと思う。現代文の読解には明確な論理と方法があるのだ。私が高校時代、言語化できないまま用いていた現代文の解き方がばっちり示してある。
どうしても高校受験向けを、というなら4年ほど前に出た『22の鉄則』はどうだろう。以前別の塾で中3向け実践講座的なもの(国語)を受け持ったときに持たせていたが、それなりに好評であった。自学できるかどうかは、本屋さんで手に取ってみて。ハンドブックなので字が小さいのと書き込みしにくいのが難点か。
「字が小さすぎて読めな〜い!」今はやりの「両手が使える眼鏡型ルーペ」(もう通販だと2本3000円で売っている。もちろんハ○キルーペではない。)がほしい。
いずれにしても、読解問題の解き方(思考の型)は明示されている。言い換え、比較、因果関係の把握である。これら思考の道具を意識して使えるようになれば、国語、少なくとも長文読解問題は安定した得点源になるだろう。
5Z国語、文学的文章をいったん終わり論説文に入った。テーマは地球上に水があるのはどうしてか、ということである。初見で読んでもらい、知らない言葉に○をつけてもらう。また本文についてこちらからもその場でいろいろ発問するというスタイルである。
今回はほとんどの子が何も○がつかなかった。一部の子が「起源」に○をつけていたので、何も○がつかなかった子に語義を訊ねてみたところ、「起こるみなもと、始まり」と即答した。漢字の字義から意味を理解するという作法が、しっかり身に付いていることを確かめられた瞬間だった。
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