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ぼびん さんの日記

 
2018
10月 2
(火)
18:42
typhoon2
本文


さて、勝手に開講している「サルでもわかる台風講座」その2です。(笑)



前回の台風講座では、hPa(ヘクトパスカル)なんて単位を勉強しました。
1013hPaが通常時で、その数値よりも下がっていくと台風が強くなるんだという事でした。



参考までに、過去最強クラスの台風は
第2室戸台風 最低気圧 上陸時925 hPa
伊勢湾台風  最低気圧 上陸時929hPa

となっています。




では、いま発生している台風25号を実際に見てみましょう。





下の図はテレビなどでもおなじみの画像ですね。気象庁より拝借してきました。


出典:気象庁ホームページ(https://www.jma.go.jp/jp/typh/



左に経路図、右に諸元表が載っています。




まずは、黄色の□で囲った場所を見てもらいましょうか。


出典:気象庁ホームページ(https://www.jma.go.jp/jp/typh/


前回、勉強した 気圧 hPaの文字が見て取れます。



<02日15時の実況>では
中心気圧 915hPa となっていますから、この台風は結構強くなると予想されます。
ただ、
<03日15時の予報>では
中心気圧 925hPa となっていますので、まだまだ経過を見る必要がありそうですね。



参考までに、

第2室戸台風 最低気圧 上陸時925 hPa
伊勢湾台風  最低気圧 上陸時929hPa


ですから、注視しておくべき台風ですね。





さて、ここまでhPa(ヘクトパスカル)という単位に着目をして台風を見てきましたが、台風の大きさを決めるのは、気圧ではないんですね。


台風の大きさを決めるのは、赤の□で囲った部分。
つまり、「強さ」「大きさ」という部分


まずは強さについて、どう規定しているのか?



出典:気象庁ホームページ
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/haichi2.html


例えば、「猛烈な台風」と呼ばれる場合には、最大風速が54m/s(105ノット)以上となっております。



ノットも単位です。1時間に1海里(1852m)を進む速度ですね。
(中学生は海里はやったよね?排他的経済水域は何海里でしたっけ?)



ザックリ言うと、ノットの数値を半分にしたら秒速がm/sが出ます。




それは置いておいて、最大風速が54m/sってどうですか?




50m走を1秒で走る人を思い浮かべてもらえれば・・・。う〜ん。あまりピンときませんよね。(笑)




身近な時速に換算してみましょうか。




小6生の出番ですよー。ぜひ、計算あれ。







1秒間に54mですから、1時間(3600秒)で194400mという事は194.4km/h!
(秒速を時速に簡単に直したかったら、×3.6してみてくださいな。)




という事は、高速道路を走る車なんかよりも2倍近く速いんですよ!



そら、屋根も飛びますわな。





お次は「大きさ」ですね。

今回は表記されていませんが、定義は以下の通りです。




出典:気象庁ホームページ
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/haichi2.html





これまた、500kmやら800kmやらイメージがなかなかつかない・・。




ということで、地図に表してみました。

草津市を中心に赤が500km、緑が800kmです。






相当でかいやん・・・超大型の定義する800kmなんてなったら日本全域が範囲という感じですね。


風速15m/s以上ですから、時速だと54km。そこらの車くらいの速さの風がこの広い範囲で吹いているという事になります。

いかに台風が大きいかイメージ付きましたか?





風速や大きさで台風を測るのも一つの手ですね。



次回は経路図のお話〜。


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